(実写映画)『BLEACH』(感想)

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BLEACH』は原作を子供の頃から愛読してきたのでこの実写映画も期待半分、不安半分で鑑賞しましたが、何というかかなり微妙な出来でしたね、69点ぐらいの出来というか、決して糞ではないけどそこまで褒められる出来でもないなぁって感じでしたね。

 

 

一番悪い点はビジュアルである。一護やルキアなど一見ビジュアルが原作が違う~ってなる二人が映画みていく中で普通に馴染んでいったり、日本人には無理だと思っていたチャドが本当にチャドにしかみえないの演じた小柳友さんが凄いってなったし何より一護の父親役の江口洋介さんが最高に親父になっていたのでそこも良かった。

が、MIYAVIさん演じる白哉が傲慢な感じを出したかったためか、常に顔反らし気味だったせいで鼻の穴が強調されて顔が映るたびに笑いそうになってしまった。

 

あと、最後の戦いの一護が覚醒して恋次を圧倒→白哉に倒されるのは原作通りだけど、原作では瞬殺だったのも関わらず映画では三回ぐらい殺したと思って納刀したのに一護、生きてました~を繰り返してのが白哉、間抜け過ぎるだろってなりました。

 

後ストーリーなんですが、正直死神いらなかったかな~っと。グランドフィッシャーをラスボスにして一護、その家族、ルキア中心にした方が時間の制約がある中で完成度高いモノ出来た気しました。

 

また、結末で結局一護が敗北してルキアを奪われ、記憶を失われるという屈辱的な終わりを迎えるのですが、記憶が無いことを良いことになんだか良い感じの雰囲気だしてそのまま終わるのなんだか納得出来なかったですね。何というか続編があってもいいように保険をかけたと思うんですけど一本の映画としてどうなのかと。

あと、原作ではグランドフィッシャー戦後に母親の事や倒しきれなくて後悔している一護に対して父親の一心が

「しっかり生きてしっかり年喰ってしっかりハゲてそんで 俺より後に死ね。そんで できれば笑って死ね」

という名言があるんですが、映画ではグランドフィッシャー戦後すぐに死神戦だったため全てが終わって記憶がなくなり目覚めた一護に対して言うっていう、意味がわからないっていうか無理があるっていうか、名言だからどうしても使いたかったけど、使うタイミングないか無理矢理使いました感がありありでしたね。

 

良かったところはアクションですけど、そのアクションも最後の恋次戦ぐらいでグランドフィッシャー含めて虚戦はなんだかパッとしなかったですね、まぁその恋次戦だけで元が取れるんで良いんですけど。

 

全編、一護とルキアの修行にスポットが当てられているので全体的にアクションシーンも少なかったので是非、次回作は全編アクションのルキア奪回篇やって欲しいのでみんな見に行って欲しいです。