【木村拓哉】検察側の罪人【ネタバレあり】

今回は映画『検察側の罪人』のレビューを書こうと思います。ネタバレあると思いますのでその点はご注意を。

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この映画、観てますと木村拓哉さんにどうしても注目してしまいます。

初登場してすぐに「雨で罪を洗い流せるのか」みたいな臭い台詞吐いた時はうわーいつものキムタクやーんってなったのですが何か奥さんとも娘さんとも冷めた距離感保ってて、冷蔵庫開けすぎると奥さんに怒られるの見るとええやろキムタクやで!!ってなるぐらい不憫なんですよね。

また友達もヤバい思想持ってそうな政治家で、もっと友達選んで!キムタクやで!!ってなってくるから段々とあのキムタクに親近感湧くようになる作りになっているんです。

 

でそのヤバい政治家と会うと大体謎の集団が画面を占領にしていて全然会話が頭に入ってこないんですよ!f:id:Shachiku:20180901101523j:image

今の日本を憂いたりとかインパールについてまじめに語ってるんですが、まじめに語れば語るほど画面がシュール過ぎて笑っちゃうの卑怯!!!ってなりました。

 

中盤で追ってる容疑者が昔のキムタクの同級生の女の子を殺した事が判明するわ、ヤバい思想をもつ政治家の友達が自殺するわでキムタクのストレスチェックかなって言うくらい追い詰めれたキムタクがとうとうその同級生殺しの容疑者を殺そうとするのですが、そりゃキムタクでも人殺しは初めてなので滅茶苦茶緊張してて、あのキムタクをはじめてのおつかいでの子供をみてる母親のような感覚で観ることになるとは私も思わなかったですね。母親 何か色々段取りもよくなくてカッコよくないシーンの連続なのですがカッコよくないキムタクかっこいいってなるからキムタク卑怯ですよね。

 

最後の方で真実を求める二宮くんと対立するシーンで「俺の正義の剣を奪うことが それほど大事か」っていうカッコ良いというか客観的に見ると臭い台詞を再びキムタクが言うのですがここまで来たら僕達はキムタクに感情移入しまくっているので序盤であったような臭さが消臭されていてこのキムタクならこの臭い台詞でもOKですってなるですよね。

で最後の最後に二宮くんと対面した後、何か持ってベランダに上がるのでもしかして自殺するの!?キムタク!!ってなるのですが実はハーモニカで何か吹こうとしたところ二宮くんの絶叫で映画終わるという、良かったハーモニカで終わらなくて本当に良かったって安堵感に包まれながら映画館を出る形になりました。今思い返しても本当に良かった。

 

色々書きましたが面白かっなのでオススメですよ